第三話
私が霊障に気づいた瞬間
前回は、ある患者さんとの出会いがきっかけとなり、
私の考え方が大きく変わったことまでお伝えしました。
今回は、その出来事についてお話しします。
その方は、一人の女性の患者様でした。
ある日、エレベーターで二人きりになった時のことです。
その方が、私の背中へそっと手を当ててくださいました。
すると、不思議なことが起こりました。
胸、背中の重み、ズキズキと続いていた痛みが、
じんわりと温かくなるのと同時に軽くなっていったのです。
私は驚き、思わず尋ねました。
「何をしたんですか?」
すると、その方は静かにこう言われました。
「あなたは周りからすごく嫉妬されている。」
「すごく念が飛んできているから気をつけた方がいい。」
「自分で入らせないように境界線を作った方がいいよ。」
私は、それまでオーラやエネルギーの話を少し聞いたことがある程度でした。
しかし、この出来事をきっかけに、初めて「境界線」というものを、
自分自身の体験として実感しました。
とはいえ、この時点では、まだ確信はありませんでした。
「たまたまだったのかもしれない。」そう考えていたのです。
それから数年後。
理学療法士として働きながら、整体を始めた頃のことです。
私は「ダウジング」というものを知り、
それをきっかけに、名古屋にある先祖のお墓や仏壇へ手を合わせに行きました。
すると、その場で、お腹の奥から何かが抜けていくような感覚がありました。
帰り道には、驚くほど身体が軽くなっていたのです。
自分でも、本当に驚きました。
この体験をきっかけに、私はさらに学び始めました。
魂、潜在意識、ダウジング、霊障への対処。
書籍を読み、多くの方と実際に会い、自分自身でも実践を重ねました。
そして、整体の中でも検証を繰り返しました。
どこが乱れているのか。
どういう状態が本来の状態なのか。
知識として学ぶだけではなく、
自分自身の体験として、一つずつ確かめていきました。
当時の私は、「エネルギーは流れている。」
そう感じていました。
しかし、それ以上のことは分かっていませんでした。
自分自身を守ることは意識していましたが、
それがどこまで霊的干渉なのか、どこまで身体の問題なのか。
まだ明確には分かっていませんでした。
理学療法士、整体師として臨床を重ねる中でも、
不思議な出来事は続きました。
リハビリ、整体を行ったあと、患者さんの表情が大きく変わる。
性格まで変わったように感じる場面も、何度も経験しました。
患者様、周囲から
「先生の手から何か出よるんじゃない?」
「何かあるんだろうね。」
そう言われることもありましたが聞き流していました。
もちろん、リハビリには運動療法や神経の再教育があります。
セロトニンなどのホルモンの働きで説明できる部分もあります。
しかし私は、短時間身体に触れ、
少し話をして、少し運動しただけで、
ここまで人が変わる理由を、どうしても説明することができませんでした。
だから私は、
身体、心理、やる気だけでもない。
その背景にあるものを、一つずつ探究し続けるようになったのです。
それでも、この時点では、まだ確信には至っていませんでした。
理学療法士として臨床を重ねる中で、もう一つ気づいたことがありました。
憑依されているように感じる方や、
エネルギーが大きく低下していると感じる方は、
整体の前後で顔つきが変わることがあったのです。
顔色が良くなる、表情が本来の自分へ戻る。
目の動きや目力が変わる。
歩き方や身体の動きまで変わっていく。
態度、話し方も変わっていく。
そのような変化を何度も経験しました。
私は、自分を過大評価してはいけないし、
過小評価してもいけないと思っています。
だからこそ、「本当にそうなのか。」
そのことを何度も確認してきました。
エネルギーを流すだけでは、このような変化は起きません。
しかし、魂と身体のズレが整い、
その方本来の状態へ戻った時には、
本来の話し方、考え方をカウンセリングで確認できます。
本来の状態へ戻ると、自分の意思や自己主張がはっきりし、
ご自身の状況を冷静に判断されます。
私は少しずつ、エネルギーだけでは説明できないことがある。
霊性というものも関係している。
魂と身体のズレを整えることが、
本来の自分へ戻ることにつながっている。
そのように考えるようになっていきました。
しかし、それでもまだ確信には至っていませんでした。
そんな時、私の人生を大きく変える出来事が起こります。
それは、同級生との出来事でした。
同い年で、同業者。向上心もあり、話も合う。
私はそう思っていました。
しかし、その友人と会った翌日になると、
便秘、便が硬くなる。
その人からいただいた食べ物を食べると、
口にできものができる。肌にぶつぶつが出る。
風邪のような症状が出る。
このようなことが何度も続きました。
長時間一緒にいたわけでもありません。
無理をしたわけでもありません。
それなのに、なぜなのだろう。
私はずっと不思議に思っていました。
その頃から、
幼少期の記憶が何度もよみがえるようになりました。
そして、あることに気づいたのです。
私を含め、人は他者の念やエネルギーの干渉を受けると、
体調を崩すことがあるのではないか。
そして、その友人からも実際に影響を受けていたのではないか。
そう考えるようになりました。
距離を置くことで、私自身の体調は少しずつ落ち着き、
現在は問題なく過ごせています。
そこで私は、もう一つのことに気づきました。
霊障は、身体の不調だけではありません。
思考や感情までも、
自分のものと相手のものが入り混じってしまうことがある。
私は、そのように考えるようになりました。
では、なぜそのように判断したのか。
その友人の周囲には、支配的で、
人を踏み台にするような方が何人もいました。
本人も、そのような人間関係を何度も繰り返していました。
また、距離を置き始めた頃から、
幼少期によく見ていた黒い塊や黒い線のようなものを、
再び見ることが増えていきました。
私が気づくと離れていく。
そのようなことが何度も続いたのです。
さらにふと思い出し、その友人が何気なく、
「人をコントロールした方が楽だ。」
と話したこともありました。
時には、私に向かって
何かを送るようなしぐさをすることもありました。
私は密教そのものを否定するつもりはありません。
しかし、その友人は密教や呪術を熱心に学び、実践していました。
もちろん、その当時は、
自分に向けられているとは思っていませんでした。
しかし振り返ると、他者への尊重に欠ける言動や、
支配的な行動を目にすることが少なくありませんでした。
その出来事をきっかけに、
私はこれまでの人生を振り返りました。
理学療法士時代の患者様、整体へ来られたお客様。
幼少期からの出来事、人間関係。
それまで別々だった出来事が、一本の線でつながったのです。
「あの時も、実際に影響を受けていたのではないか。」
そう確信するようになりました。
そして私は思いました。
私と同じように、人と接する仕事をしている方々。
努力家で、誠実に相手と向き合っている。
そのような方ほど、
このような影響を受けている可能性があるのではないか。
身体を整えている。
食事にも気をつけている。
サプリメントも取り入れている。
睡眠や水分も意識している。
運動もしている。
自分自身とも向き合っている。
それでも、なぜか変わらない。
私は、その答えを探し続けた結果、
霊的干渉やエネルギー干渉という考え方へたどり着きました。
次回は、
「陰陽整体が誕生した理由。」
理学療法士、整体師として積み重ねてきた経験が、
どのように現在の施術、カウンセリングにつながっていったのかをお話しします。
プロフィール
■ 名前(陰陽整体士 渡邊裕之)
■ 理学療法士13年|整体6年|延べ1万件以上の臨床経験
私自身も、
病院へ行っても原因が分からない不調、
整体やカウンセリング、
スピリチュアルを学んでも変わらない悩みを
長年抱えてきました。
幼少期から胸に強い灼熱感があり、
夜眠れない日も何度もありました。
体温を測っても異常はない。
病院へ行っても原因が分からない。
整体や様々な療法を受けても改善しない。
そんな状態が長く続いていました。
約37年間、原因不明の不調に苦しみました。
さらに指を骨折した際も、
周囲からは捻挫と言われ、
病院を回った結果、
最終的には長時間の手術を受けることになりました。
理学療法士として働き始めてからも、
背中の痛みや原因不明の体調不良、
人と会った後の強い疲労感に悩まされました。
だからこそ私は、
病院で対応すべきもの、
リハビリが必要なもの、
整体で対応できるもの、
そして霊的な影響が関係しているものを、
慎重に見極めることを大切にしています。
私は臨床を通して、
身体の不調は身体だけの問題ではないことを学びました。
身体。
思考。
感情。
人間関係。
生き方。
そして霊的影響。
これらが複雑に重なり合い、
今の状態を作っていることがあります。
陰陽整体では、
身体感覚・思考・感情・人間関係・霊的影響を総合的に見ながら、
本来の自分とのズレを整えていきます。
身体を整えるだけではなく、
なぜ同じ問題を繰り返してしまうのか。
なぜ本来の力を発揮できないのか。
そこを一緒に見直していきます。
私の目的は、
依存させることではありません。
本来の自分に戻り、
自分の感覚を取り戻し、
自分の人生を自分で歩けるようになることです。
そのためのサポートを行っています。
