第4話|身体を整えても繰り返す不調。その背景にあったもの
― 自分自身を見つめ直し、エネルギーという視点に出会うまで ―
こんにちは。陰陽整体の渡邊裕之です。
前回は、理学療法士として働く中で経験した出来事を通して、身体の状態だけでなく、その方の思いや生き方にも目を向けるようになった経緯をお伝えしました。
今回は、私自身の身体の不調や疲労をきっかけに、自分の考え方や人との関わり方を見直し、エネルギーやヒーリングという視点に出会うまでの経験についてお話しします。
当時の私は、理学療法士として身体について学び、多くの患者様や利用者様に関わってきました。
しかし、自分自身のことになると、なぜ不調や疲労を繰り返すのか、十分に理解できていませんでした。
身体を整えることだけでなく、自分自身の考え方や生き方にも目を向ける必要があるのではないか。
そう考えるようになったのです。
自分のことになると、分からないことがあった
私は、仕事に対して一生懸命取り組んでいました。
目の前の患者様や利用者様のために、自分にできることを考え、必要だと思うことには積極的に関わっていました。
しかし、振り返ってみると、自分が引き受ける必要のないことまで背負っていたことがありました。
相手が困っていれば、何とかしなければならない。
自分ができることなら、やった方がいい。
そのような考えから、必要以上に責任を引き受けてしまうことがあったのです。
その結果、身体的にも精神的にも疲弊することがありました。
もちろん、人を助けること自体が悪いわけではありません。
ただ、相手のために行動することと、相手が担うべき責任まで引き受けることは違います。
当時の私は、その違いを十分に理解できていなかったのだと思います。
そして、次第に考えるようになりました。
なぜ私は、ここまで他人のことを背負ってしまうのだろうか?
自分の身体だけでなく、自分自身の考え方や人との関わり方にも目を向ける必要があるのではないか。
そう感じるようになりました。
自分自身の特性と、周囲に合わせすぎていたこと
私は、自分自身の行動や考え方について理解しようとする中で、医療機関を受診し、ADHDについて診断を受けました。
その後、カウンセリングも受けましたが、そこでの対応は終了しました。
また、別の医師にも相談したところ、「ADHDではない」と言われたことがありました。
こうした経験を通して、私は発達障害と個性について考えるようになりました。
人には、それぞれ得意なことや苦手なこと、物事の捉え方や考え方の違いがあります。
では、社会の中で求められる基準に合わせることばかりを重視すると、どうなるのでしょうか。
私自身を振り返ってみると、周囲に合わせることを優先しすぎていた部分があったのではないかと思います。
相手が困っていれば、自分が何とかしなければならない。
周囲の期待に応えなければならない。
そうして、自分の気持ちや限界を後回しにしていたこともありました。
もちろん、社会の中で他者と協調することは大切です。
しかし、周囲に合わせることと、自分自身を犠牲にすることは違います。
私は、こうした経験を通して、発達特性を理解することだけでなく、自分自身の個性や考え方を大切にすることについても、改めて考えるようになったのです。
背中に触れられ、痛みが軽くなった経験
そんな中、私にとって印象的な出来事がありました。
あるとき、私は背中に痛みを感じていました。
その際、患者様が私の背中に手を当ててくださったことがありました。
すると、私が感じていた背中の痛みが軽くなったのです。
私は理学療法士として、身体の構造や働き、痛みについて学んできました。
しかし、そのときの経験は、私にとって、それまでとは違う視点を持つきっかけになりました。
私は、その出来事を通して、ヒーリングというものを実際に体験したと感じました。
もちろん、背中の痛みが軽くなった理由を、その出来事だけで医学的に断定することはできません。
ただ、自分自身が痛みの変化を感じたことは、私にとって確かな経験でした。
そして、この出来事をきっかけに、幼い頃から経験していたことについても、改めて考えるようになりました。
幼い頃から感じていたこととのつながり
私は幼い頃から、周囲の人には見えていないようなものを見たり、説明の難しい経験をしたりすることがありました。
当時は、それが何なのか分かりませんでした。
また、人から向けられる嫉妬や念のようなものについても、私自身が影響を受けているのではないかと感じることがありました。
そして、ほかの方と話す中で、自分と似た経験をしている人がいることも知りました。
それまでは、それぞれ別々の出来事として捉えていた部分もありました。
しかし、背中の痛みが軽くなった経験を通して、私の中では、それらの経験がつながっていったのです。
身体に現れる変化には、自分がこれまで学んできたこととは別の視点から考える必要があるものも存在するのではないか。
私は、そう考えるようになりました。
ただし、これは当時の私自身の受け止め方です。
嫉妬や念が身体の不調を引き起こしたと、客観的に証明できたという意味ではありません。
それでも、私にとっては、これまでの経験を見つめ直す大きなきっかけになりました。
身体への理解を深めるために
私はその後、身体についてさらに理解を深めるため、筋膜リリースを学び始めました。
筋膜リリースの先生からは、約2年間、段階的に技術を学びました。
理学療法士として学んできた知識や経験に加え、新しい施術方法を学ぶことには意味がありました。
一方で、私は身体への施術だけでなく、自分自身の状態や、それまで経験してきた不思議な出来事についても考え続けていました。
名古屋での経験
私がエネルギーや霊的なものについて、さらに関心を深めるきっかけとなった出来事があります。
それは、名古屋での経験でした。
あるとき、私は筋膜リリースを学んでいた先生に、ダウジングを通して質問しました。
「私の魂は、何か言っていますか?」
すると先生から、
「名古屋の先祖が、名古屋まで来いと言っているよ」
という趣旨の答えが返ってきました。
私は、その言葉をきっかけに、実際に名古屋へ行くことにしました。
そして、仏壇の前で手を合わせたときのことです。
お腹のあたりから、何かが外へ出ていくような感覚がありました。
その後、身体が軽くなったのです。
何が起きたのか、その場ですべてを理解できたわけではありません。
ただ、私自身が身体の変化を感じたことは、印象に残っています。
以前、患者様に背中へ手を当ててもらい、痛みが軽くなった経験。
幼い頃から見ていたものや、嫉妬や念のような影響について感じてきたこと。
そして、今回の名古屋での経験。
それぞれの出来事が、私の中でつながっていきました。
私は、こうした経験を通して、身体について学んできた知識に加え、エネルギーや霊的なものについても、自分自身で学び、確かめてみたいと思うようになったのです。
「本当の自分を知る」という言葉に引かれて
そんな中、筋膜リリースを学んでいた先生から、「魂との会話」という会を紹介されました。
その会では、ダウジングを使って自分の魂と対話し、「本当の自分を知ることができる」と説明されていました。
当時の私は、自分自身の身体の不調や疲労、人との関わり方について、さまざまな疑問を持っていました。
さらに、ヒーリングや名古屋での経験を通して、これまで知らなかったことについても学びたいと思っていました。
だからこそ、「本当の自分を知ることができる」という言葉に関心を持ったのです。
自分自身のことを、もっと深く理解できるのではないか。
これまで繰り返してきた問題についても、何か気づくことがあるのではないか。
そう考え、私はその会に参加することにしました。
今日のミニワーク|自分が背負っているものを見直す
今日は、最近の仕事や人間関係を一つ思い出してみてください。
そして、次のことを考えてみましょう。
① 自分が引き受けていることは、本当に自分の責任でしょうか。
相手のためにと思っていても、本来は相手自身が考えたり、選択したりする必要があることかもしれません。
② 自分自身は、本当はどうしたいのでしょうか。
周囲の期待や相手の反応をいったん脇に置いて、自分の気持ちを確認してみてください。
相手を助けることと、自分自身を大切にすることは、必ずしも対立するものではありません。
まずは、自分が何を引き受け、何を大切にしたいのかに気づくことから始めてみましょう。
次回予告|第5話
私は「本当の自分を知りたい」という思いから、「魂との会話」という会に参加しました。
しかし、活動を続ける中で、教えられていることと、実際に起きていることの間に疑問を感じるようになりました。
そして、誰かの答えを信じることと、自分自身で確かめることの違いについて考えるようになります。
次回は、その会での経験と、会を離れてからの試行錯誤についてお話しします。
第5話|「本当の自分」を知るはずの会で、私が見たもの
陰陽整体
渡邊裕之


