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【第2話】指の骨折 切断寸前と言われた日

前回お話ししたように、私は小学校6年生の時、バスケットボールの試合中に指を骨折していました。

しかし当時は骨折とは分かりませんでした。

「捻挫だから大丈夫」そう言われ、そのまま試合に出続けたのです。試合後も痛みは続きました。

それどころか、どんどん悪化していきました。腕全体がしびれ、力が入らない状態でした。そこで病院へ行きました。

しかし最初に言われたのは、「捻挫ですねでした。電気治療なども受けました。

しかし全く良くなりません。

その後も整体へ行きました、鍼治療にも行きました。しかし結果は同じでした。痛みは変わりません。指もまともに動きません。

そして最終的に紹介された病院で言われた言葉が、今でも忘れられません。

「これはうちでは手に負えません」でした。骨折している。しかも骨の破片が引っ付いてしまっている。

手術専門の病院へ行ってください。そう言われたのです。

そこでさらに手の手術を専門としている病院を紹介されました。

しかし、そこで言われたのが

「手に負えない」

子どもながらに思いました。そんなに悪いのか。もう治らないのか。手遅れなのか。

そして、その先生がこう言いました。

「今ちょうどアメリカから手の手術のスペシャリストが来ている」

「電話して聞いてみる」と。今思えば、本当にありがたいことです。

ところが先生はすぐに連絡を取ってくれました。しかも、その先生はすぐに承諾してくれたのです。

そして、後日お会いして、その先生は笑顔でこう言いました。

「もう少し遅かったら切断になっていたかもしれない、でも、なんとか頑張ってみよう、一緒に頑張ろうね」と。

その瞬間の安心感は今でも覚えています。

それまで私は、指が動かなくなるかもしれない。もう元には戻らないかもしれない。

そんな不安でいっぱいでした。だから、その言葉が本当に嬉しかったのです。

そして手術当日。

今度は麻酔がなかなか効きませんでした。学校も休みました。不安もありました。

それでも手術は行われました。約8時間に及ぶ大手術でした。無事に手術は終わりました。

翌日、学校へ行くと、ようやく周囲も事の重大さに気づいたようでした。

ギプスをしている私を見て、

「そんなにひどかったん?」と驚いていました。

しかし正直、その頃には少し冷めていました。

なぜなら、本当に苦しい時に、その痛みは誰にも分からないからです。

心配してくれるのはありがたいではありませんでした。むしろ相手するなでした

でも、結局自分の身体を守れるのは自分しかいません。

この経験を通して、そのことを強く学びました。

そして手術が終わったからといって、すべてが終わったわけではありませんでした。

ここから約2年半に及ぶ長いリハビリ生活が始まります。指は思うように動かない。

痛みも続く。

スポーツにも復帰できない。

私はそこで初めて、「回復することの難しさ」を知ることになります。

次回は、手術後に待っていた長いリハビリ生活と、リハビリの回復について話ししたいと思います。

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小学生の頃、骨折を経験し、リハビリに尽力したことから、人の身体を支えることに興味を持ちました。 理学療法士として14年、整体士として5年以上の経験を活かし、気持ちに寄り添う施術を提供します。

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