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【第3話】骨折 切断寸前から、回復しない苦しさとリハビリの現実

前回お話ししたように、私は小学校6年生の時に指の粉砕骨折をし、約8時間に及ぶ手術を受けました。

手術が終わった時は、「これで治る」そう思っていました。

固定が外れ、いよいよリハビリが始まりました。そこで私は初めて現実を知ることになります。

全く動かないのです。指が。感覚もほとんどありません。現実は甘くありませんでした。

私を担当してくれたのは、今でも名前を覚えている女性の理学療法士の先生でした。

不思議なことに私と同じ名前だったのです。その先生が少しずつ指を曲げていきます。

しかし、それが本当に痛い。今まで経験したことがないほど痛い。なぜなら今回は手術をしているからです。

さらに固定期間も長い。しかも粉砕骨折した骨をつなぎ合わせている状態です。普通の骨折とは条件が違いました。

私は1か月もすれば元に戻ると思っていました。2か月もすればバスケットボールもできると思っていました。

しかし全く違いました。毎回のリハビリが激痛でした。正直、行きたくない日もありました。でも行かなければなりません。

動かさなければ固まってしまうからです。

ギプスが外れた時の解放感は確かにありました。しかし、その代わりに待っていたのがリハビリでした。

お風呂も大変でした。ビニールを巻いたりしながら過ごしていました。

当時は小学校6年生の終わり頃でした。

卒業式を迎える頃です。引退試合はベンチ外から見ていました。キャプテンとして休まず頑張ったが、最後は悲しい引退でした

本来であれば中学校へ向けて楽しみな時期でした。

私は中学に入ったらバスケットボールを続けるつもりでした。

しかし本気で悩みました。

もうやめようかと。

それくらい回復が見えなかったのです。

中学校へ入学し、久しぶりにボールを触りました。おそらく4か月ぶりくらいだったと思います。しかし感覚が全く違いました。

ボールが怖い。指が痛い。シュートも怖い。本当に元に戻るのか。

そう思いながらボールを触っていました。

そしてリハビリは続きます。

痛い。腫れる。熱を持つ。冷やす。

翌日まで痛みが残る。またリハビリへ行く。その繰り返しでした。

家でリハビリをしろと言われても、痛みが強すぎて思うようにできません。

それでも少しずつ動かしていくしかありませんでした。今振り返ると、この経験は私にとって非常に大きな学びになりました。

これは後に理学療法士になった時、とても大きな財産になりました。そして今だから言えることがあります。それは、早く病院へ行くこと。早く診断を受けること。です。

今は私が子どもの頃と違い、レントゲンだけではなくCTなども進歩しています。微細な骨折も分かりやすくなっています。固定方法も進歩しています。だからこそ、

「そのうち治るだろう」と思わないでください。1週間経っても痛みが変わらない。腫れが引かない。動かせない。

そんな時は早めに病院へ行くことをおすすめします。色々な事情もあるでしょう。まず身体を優先してほしいと思います。

そして私は、この経験を通して医療の道へ進むことになります。

次回は、長いリハビリ生活の中で私が学んだこと、そして患者として経験したからこそ見えたことについてお話ししたいと思います。

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小学生の頃、骨折を経験し、リハビリに尽力したことから、人の身体を支えることに興味を持ちました。 理学療法士として14年、整体士として5年以上の経験を活かし、気持ちに寄り添う施術を提供します。

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