エネルギー状態セルフチェック
― 身体に現れる変化から、今の自分を見つめ直す ―
はじめに
エネルギーというと、「エネルギーが高い」「エネルギーが低い」と表現されることがあります。
しかし私は、これまでの施術経験を通して、それだけでは人の状態を表すことはできないと考えるようになりました。
陰陽整体では、エネルギーの高さだけではなく、左右・前後のバランス、身体とのつながり、エネルギーの入りと出、純度などを確認することを大切にしています。
私が考える望ましい状態とは、エネルギーが一方向へ大きく偏らず、身体とのつながりがあり、純度が高く澄んでいると感じられる状態です。
ただし、これは私が施術経験から捉えている考え方であり、医学的に確立された評価基準ではありません。
人の状態は、仕事や人間関係、生活環境、感情などによって日々変化します。
そのため、常に同じ状態でいる必要はありません。
大切なのは、今の自分の状態に気づき、必要に応じて生活や行動を見直していくことです。
今回のセルフチェックは、エネルギーの左右・前後の偏りや純度、霊的影響の有無を判定するものではありません。
身体の感覚や日常生活での変化を振り返り、今の自分に必要なことを考えるためのものです。
難しく考えず、今の自分に当てはまるものがあるか確認してみてください。
以下の質問を見ながら、頭の中で振り返ったり、必要に応じてスマートフォンのメモ帳や紙に書き出したりしてみてください。
STEP 1|身体の状態を確認する
まずは、今の身体の状態を確認してみましょう。
大切なのは、症状の数ではなく、「いつもの自分と何が違うのか」という視点です。
次の項目で、最近気になるものにチェックを入れてください。
① 皮膚・顔色
□ 顔や身体に赤み、ブツブツ、痒みがある
□ 顔色や顔つきが普段と違うと感じる
② 呼吸・胸部
□ 呼吸が浅いと感じる
□ 胸や呼吸に違和感がある
③ 身体の重さ・疲労
□ 普段より身体が重い
□ 疲れが抜けにくい
□ 急に力が抜けたように感じる
④ 首・肩・背中など
□ 首や肩に重さや違和感がある
□ 背中や身体の一部分に痛みがある
⑤ 頭・目・耳
□ 頭痛や頭の重さがある
□ 目や耳に普段と違う感覚がある
⑥ 冷え・熱感
□ 手足が冷えやすい
□ 身体の一部分が熱く感じる
□ のぼせるような感覚がある
⑦ 身体感覚・バランス
□ 身体の左右で感覚が違う
□ ふらつきや不安定さを感じる
□ 地に足がついていないように感じる
⑧ 人・場所との関わり
□ 特定の人と関わった後に疲れを感じることがある
□ 特定の場所で身体の状態が変わると感じる
□ 同じような状況で、似た身体の変化を繰り返している
チェックした後に確認すること
チェックを入れた項目について、次のことを考えてみてください。
① いつ頃から気になっていますか?
② どのような場面で感じますか?
③ 睡眠・食事・仕事量・姿勢・運動量などに変化はありませんか?
④ 以前にも同じようなことがありましたか?
ここでは、原因を無理に決める必要はありません。
まずは、自分の身体にどのような変化があるのかを把握することが目的です。
身体症状についての注意点
身体に変化があるからといって、エネルギーの偏りや霊的影響が原因だと判断することはできません。
病気、外傷、アレルギー、疲労、睡眠不足など、さまざまな要因が考えられます。
症状が続く場合や悪化する場合は、医療機関での確認を優先してください。
特に、突然の強い胸痛や呼吸困難、片側の手足の麻痺、急激な視覚の異常などがある場合は、セルフチェックを中断し、速やかに救急医療につながってください。
STEP 2|陰と陽から自分の状態を振り返る
陰陽整体では、エネルギーの状態を「高い・低い」だけではなく、陰と陽の働きからも捉えています。
私が施術の中で大切にしている基本的な考え方は、次のとおりです。
| 陰 | 陽 |
| 受け取る | 外へ出す |
| 感じる | 表現 |
| 考える | 行動 |
| 振り返る | 実践 |
| 計画 | 働きかけ |
これは陰陽整体における考え方の一つであり、身体症状や性格からエネルギーの陰陽を医学的に判定できるという意味ではありません。
陰が悪く、陽が良いということでもありません。
受け取ることも、外へ出すことも、どちらも必要です。
例えば、人の話を聞くことは大切です。
しかし、相手の意見ばかり優先して、自分の気持ちを伝えられなくなっていないでしょうか。
反対に、自分の意見を伝えることも大切です。
しかし、相手の話を十分に聞かず、自分の考えだけで行動していないでしょうか。
このように、どちらか一方に偏りすぎていないかを振り返ってみましょう。
受け取る・考える側のチェック
□ 相手の意見や気持ちを優先しすぎている
□ 自分の気持ちを伝えられていない
□ 考え続けて、行動を先延ばしにしている
表現する・行動する側のチェック
□ 相手の話を十分に聞かずに判断している
□ 自分の考えを押し通してしまうことがある
□ 目的や計画を確認せずに行動している
チェックが入ったからといって、悪いという意味ではありません。
また、チェックの数で陰陽の偏りを判定するものでもありません。
今の自分に、どのような傾向があるのかを振り返るための質問です。
STEP 3|身体の変化と、日常生活を一緒に振り返る
ここまで、身体の状態と、思考・行動の傾向を確認してきました。
次は、その二つを一緒に振り返ってみましょう。
例えば、右肩に重さを感じている方がいたとします。
その場合、まずは姿勢や仕事での負担、筋肉や関節の状態など、身体的な原因を考える必要があります。
そのうえで、日常生活についても振り返ってみます。
「最近、責任を一人で抱え込みすぎていないだろうか?」
「本当はやりたいのに、行動できていないことはないだろうか?」
「自分が引き受けなくてもよいことまで、引き受けていないだろうか?」
こうした問いかけによって、自分の現状に気づくことがあるかもしれません。
ただし、右肩が重いから責任感が強い、右側に症状があるから行動に問題がある、という意味ではありません。
身体の部位と特定の感情・思考が必ず結びつくわけではないからです。
大切なのは、身体の変化をきっかけに、今の生活や自分の考え方を振り返ることです。
自分の状態を書き出してみましょう
① 今、身体で気になっていること
例:右肩が重い。
あなたの場合:
________________
② 最近、気になっている出来事
例:仕事で新しい役割を任された。
あなたの場合:
________________
③ そのとき、どのように感じましたか?
例:責任を感じる一方で、不安もあった。
あなたの場合:
________________
④ 今の自分について、気づいたこと
例:何でも一人で引き受けようとしていた。
あなたの場合:
________________
身体の変化と出来事に関連が見つからなくても問題ありません。
無理に意味を探したり、原因を決めつけたりする必要はありません。
STEP 4|今の自分に必要な行動を一つ考える
ここまで確認して、何か気づいたことはありましたか?
身体の変化に気づいた方。
自分の考え方の傾向に気づいた方。
人間関係や仕事で、無理をしていたことに気づいた方。
反対に、特に気になることがなかった方もいると思います。
どのような結果でも構いません。
大切なのは、今の自分を確認したうえで、これからどうしたいのかを考えることです。
例えば、
- 身体の不調が続いているので、医療機関で相談する
- 仕事を一人で抱え込まず、周囲に相談する
- 考えるだけで止まっていたことを、一つ実行してみる
- 行動を急ぎすぎていたので、目的を整理する
- 疲れが続いているので、生活や休息の取り方を見直す
大きな行動でなくても構いません。
今の自分にできることを、一つ考えてみてください。
最後の質問
今の自分が、これから取り組みたいことは何ですか?
________________
そのために、最初にできる行動は何ですか?
________________
いつ、その行動を実践しますか?
________________
行動した後は、結果を振り返ってみてください。
思ったように進まなければ、やり方を修正しても構いません。
大切なのは、一度決めたことを無理に続けることではなく、自分の目的に合わせて選び直していくことです。
おわりに|本来の自分の基準へ戻るために
私はこれまでの施術経験から、身体だけでなく、感情・思考・生き方・あり方、そしてエネルギーの状態にも目を向けるようになりました。
陰陽整体では、私が感じ取るエネルギーの左右・前後の偏り、身体とのつながり、純度、入りと出なども確認しています。
しかし、エネルギーを整えることだけが目的ではありません。
自分の現状に気づく。
自分がどうしたいのかを考える。
行動計画を立てる。
実際に行動する。
そして、結果を振り返り、必要に応じて修正する。
私は、この積み重ねが、その人自身の軸を取り戻していくうえで大切だと考えています。
今回のセルフチェックは、エネルギーの偏りや純度を測定・判定するものではありません。
自分の身体や日常生活を見つめ直し、今の自分に必要な行動を考えるための第一歩です。
このプレゼントが、あなた自身を見つめ直すきっかけになれば幸いです。
陰陽整体
渡邊裕之

