なぜ、説明に納得しているのに契約をためらうのか?
― 身体の違和感と、現実の判断基準を一致させること ―
商品を購入するときや、サービスの契約をするとき。
説明は丁寧で、質問にも答えてくれる。
価格も予算の範囲内。
自分が求めているサービスとも一致している。
それなのに、なぜか契約することをためらってしまう。
このような経験はないでしょうか。
今回は、特定の人と話すときに感じる身体の違和感から、もう一つ掘り下げて考えてみたいと思います。
それは、頭では納得しているのに、身体には違和感が残っている場合、何を基準に判断すればよいのかということです。
頭で納得することと、自分自身が納得することは同じなのか
例えば、あるサービスの契約を検討しているとします。
担当者の説明は丁寧です。
質問にも答えてくれます。
契約内容にも大きな問題は見当たりません。
それでも、話している途中から気分が重くなる。
頭が疲れてくる。
なんとなく、その場から離れたくなる。
ここで考えていただきたいことがあります。
説明に納得していることと、自分自身が納得していることは、必ずしも同じではないのではないでしょうか。
私たちは、物事を判断するときに言葉や数字などの情報を使います。
しかし、その場で自分がどのように感じているのかを、十分に確認していないこともあります。
もちろん、身体に違和感があるからといって、その契約が間違っているとは限りません。
大きな金額を支払うことへの不安や、初対面の相手との緊張、疲労などによっても身体の反応は変わります。
だからこそ、私は身体の違和感を結論ではなく、もう一度確認するためのきっかけとして捉えることが大切だと考えています。
陰と陽の両方が必要になる理由
陰陽整体では、見える部分と見えない部分の両方を大切にしています。
契約の場面で考えると、価格や保証、サービス内容、解約条件などは、現実に確認できる情報です。
一方で、相手と話しているときに感じる違和感や、自分の内側に生じる気分の変化は、数字だけでは判断しにくい部分です。
私は、この両方を確認する必要があると考えています。
例えば、身体の感覚だけを頼りに、
「この人とは波長が合うから大丈夫」
と判断したとします。
しかし、契約後に十分な保証がないことが分かったらどうでしょうか。
反対に、価格や条件だけを見て契約したものの、説明を受けている段階から感じていた疑問を確認しないままだったらどうでしょうか。
どちらも、判断するための情報が不足しています。
波長や波動だけでもなく、価格や条件だけでもない。
見える部分と見えない部分を確認し、自分自身で選択する。
これが、私の考える陰陽の一つの捉え方です。
違和感を感じたとき、すぐに理由を決めつけない
私は、理学療法士として身体の状態を評価してきました。
そして現在は、身体の評価に加えて、エネルギーや霊的影響という視点も取り入れています。
ただし、身体に何らかの反応が現れたからといって、その原因を一つに決めつけることはしていません。
例えば、特定の人と話していると頭が重くなる場合です。
相手の言葉に緊張しているのかもしれません。
自分が本当は望んでいない提案を受けているのかもしれません。
大きな金額を支払うことに不安を感じているのかもしれません。
また、私は施術の中で、身体周囲のエネルギーの偏りや、人との関わりによるエネルギー的な影響を考えることもあります。
ただし、それは私自身の施術上の捉え方であり、頭の重さなどの症状だけで霊的影響を判定できるわけではありません。
ここで大切なのは、違和感を無視しないことと、違和感だけで結論を出さないことは両立できるという点です。
判断を急がないことも、自分で決めるという行動
契約の場面では、相手から決断を求められることがあります。
「今日なら安くなります」
「今決めていただければ、この条件で提供できます」
もちろん、実際に期限が設けられているサービスもあります。
しかし、そこで一度考えていただきたいのです。
自分は何を目的として、このサービスを検討していたのでしょうか。
本当に今、契約する必要があるのでしょうか。
同じ条件で比較できるサービスはないのでしょうか。
契約後に、どのような対応を受けられるのでしょうか。
これらを確認することは、相手を疑うことではありません。
自分自身の選択に責任を持つために必要なことです。
また、親切にしてもらったからといって、契約する義務が生じるわけでもありません。
感謝することと、契約することは別です。
私は、こうした場面で即決しないという選択も、自分の軸を大切にする行動の一つだと考えています。
自分の感覚を取り戻すことは、判断を他人に委ねないこと
私が陰陽整体で大切にしているのは、単に身体を整えることだけではありません。
身体や周囲のエネルギーの状態を確認し、必要な部分を整える。
そして、本来の自分の軸へ戻していく。
ただし、そこが最終的な目的ではありません。
そのあとに、現実を確認します。
例えば、身体を整えたとしても、日常生活の中で自分の判断を相手に委ね続けていたらどうでしょうか。
相手が勧めたから。
相手が親切だったから。
周囲の人が良いと言っているから。
こうした理由だけで選択を続けていると、自分が本当に何を望んでいるのか分からなくなることもあります。
だからこそ、まずは自分の目的を確認する。
次に、現実の情報を整理する。
そして、自分の身体や感情にどのような変化が起きているのかを確認する。
必要であれば、立ち止まる。
そのうえで、自分自身が納得できる選択をする。
さらに、選択したことを日常で実践し、その結果を確認する。
私は、この積み重ねが、自分のあり方や生き方を定着させていくことにもつながると考えています。
あなたの世界の主人公はあなたです
今回お伝えしたかったのは、身体の違和感に従えば、すべて正しい選択ができるということではありません。
また、波長や波動が合う人だけを選べばよいということでもありません。
自分の感覚を大切にすることと、現実を確認すること。
この二つは、どちらか一方を選ぶものではないと考えています。
契約や購入だけでなく、仕事や人間関係など、私たちは日々さまざまな選択をしています。
その選択を、相手の言葉や周囲の評価だけに委ねていないでしょうか。
自分の目的を明確にし、身体の感覚にも目を向けながら、現実を確認する。
そして、最後は自分自身で決める。
あなたの世界の主人公はあなたです。

