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4話 臨床 理学療法士

前回は、理学療法士として担当した患者さんとの出会いから、「人は身体だけではない」ということを学んだ経験をお話ししました。

今回は、その後の臨床で、さらに私の考え方を大きく変える出来事についてお話しします。

理学療法士として働き始めてからも、休日にはセミナーへ参加し、本を読み、知識や技術を学び続けていました。

そんな中、一人の20代男性が腰痛で来院されました。

病院だけでなく、整骨院や整体院、鍼など様々な治療を受けても原因が分からず、痛みが続いていました。

リハビリを進める中で話を聞いていくと、進路について大きく悩んでいることが分かりました。

私は、「自分の考えを一度ご両親へ伝えてみたらどうですか。」とお伝えしました。

すると3回目の来院時、

「進路を決めました。」

と笑顔で話されました。

そして、

「腰痛もほとんど気にならなくなりました。」

と言われたのです。

セルフケアだけお伝えし、必要があればまた来てくださいとお話しして終了しました。

その後、来院されることはありませんでした。

もう一人、忘れられない患者さんがいます。

90代後半の女性です。

救急搬送され、多くの機械につながれた状態でした。

正直、このまま回復できるのだろうかと心配するほど重い状態でした。

最初は男性スタッフが苦手ということで担当変更も考えましたが、最終的には私が担当することになりました。

驚いたのは、その方の強い意思でした。

「私は家へ帰りたい。」

その思いが非常に強かったのです。

食事量も少なく、血液データも決して良い状態ではありませんでした。

教科書だけを見ると、回復は簡単ではないと思われる状態でした。

しかし、その方は約1か月で歩けるようになり、自宅へ退院されました。

私はこの二人を通して考えました。

身体だけを見ても説明できないことがある。

筋力や関節だけでは説明できない回復がある。

もちろん医学は大切です。

リハビリも必要です。

しかし、それだけでは説明できない現象が、臨床には確かに存在していました。

そんな頃、私自身も背中の強い違和感に悩んでいました。

ある患者さんが背中へ手を当ててくださると、不思議なくらい身体が軽くなりました。

その方から、

「周りから嫉妬やひがみの影響を受けているから気を付けた方がいい。」

と言われ、初めてエネルギーや念、境界線という考え方に触れることになります。

この時は、まだ半信半疑でした。

しかし、一つひとつの経験が積み重なり、

「身体だけでは説明できないものがあるのではないか。」

という思いが、少しずつ強くなっていったのです。

この積み重ねが、後に整体師という道へ進む大きなきっかけとなりました。

次回は、なぜ私が理学療法士だけではなく、整体師という道を選んだのかについてお話しします。

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小学生の頃、骨折を経験し、リハビリに尽力したことから、人の身体を支えることに興味を持ちました。 理学療法士として14年、整体士として5年以上の経験を活かし、気持ちに寄り添う施術を提供します。

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