決められた正解より、今の自分の状態を確認する
以前、脊髄小脳変性症の患者様のリハビリを担当したことがあります。
介助を受けながら自宅で生活されている方でした。
トイレまで移動する。
支持物を持って立つ。
ズボンを上げ下ろしする。
そうした日常生活につなげるために、四つ這い、膝立ち、立位、歩行などの練習を行っていました。
ただ、そこで私が大切にしていたのは、
「この練習ができたから、次はこれ」
と決められた順番だけで進めないことでした。
昨日できたことが、今日もできるとは限らない
例えば、マット上で膝立ちをすると、少し介助すれば姿勢を保つことができていました。
では、
「膝立ちができたから、次は歩行練習」
となるのでしょうか。
実際には、立ってみるとふらつきが大きくなることがあります。
だから、まず立ってもらう。
その場で足踏みをしてもらう。
今日どのくらい身体を支えられるのか。
足を動かしたときに、どの程度ふらつくのか。
その状態を見て、初めて歩行練習まで進むのかを判断していました。
さらに歩くのであれば、
歩行器なのか。
平行棒なのか。
その日の状態によって方法を変えます。
大切なのは、
「こうするべき」ではなく、「今、この人はどうなのか」を確認することです。
私は身体を見るときから「今の状態」を確認してきた
理学療法士として働いていたとき、私は身体を見ながら、この確認を繰り返していました。
筋力がこのくらいだから、この運動。
この練習ができたから、次はこの練習。
そうやって決められたものを当てはめるだけでは、実際の身体とは合わないことがあります。
同じ人でも、その日の身体は変わります。
立ってみなければ分からない。
足を動かしてみなければ分からない。
実際に歩いてみなければ分からない。
だから、その都度確認する。
現在の陰陽整体でも、この考え方は変わっていません。
ただし、今は確認する範囲が身体だけではなくなりました。
身体だけでは説明できない状態も確認する
現在の陰陽整体では、まずその人の現在の状態を確認します。
身体の状態。
思考や感情。
人との関わり。
現在の生活や生き方。
そして、身体周囲のエネルギーの状態。
必要な場合には、霊的な影響についても確認します。
最初から、
「これは身体の問題」
「これは心の問題」
「これは霊的な問題」
と決めるのではありません。
身体に原因があるのであれば、身体を見る必要があります。
人間関係や現在の生活が関係しているのであれば、そこも確認します。
そして、それだけでは辻褄が合わない場合には、エネルギーや霊的な影響まで確認します。
リハビリで、膝立ちができたから自動的に歩行へ進まなかったのと同じです。
一つの結果だけを見て、次の答えを決めない。
今、実際にどうなっているのかを見ることを大切にしています。
エネルギーを整えることもゴールではない
陰陽整体では、霊的な影響やエネルギーの干渉を整え、身体周囲のエネルギー状態を確認しながら、その人本来の状態へ戻していきます。
しかし、
「エネルギーが整ったから終わり」
ではありません。
リハビリで立てるようになることだけが目的ではなく、その先にトイレへ移動するという生活があったように、陰陽整体でも整えることの先があります。
本来の状態へ戻ったときに、
これから何を続けたいのか。
何をやめたいのか。
今の仕事や人間関係をどうしたいのか。
本当は自分は何を選びたいのか。
そこを本人自身に確認してもらいます。
「正しい選択」を私が決めるわけではない
ここも、私が、
「仕事を辞めた方がいい」
「この人とは離れた方がいい」
と答えを決めるわけではありません。
私から見えていることがあれば伝えることはあります。
しかし、最後に選ぶのは本人です。
本来の状態へ戻ったところで、自分はどうしたいのか。
本人が選択し、実際の生活でやってみる。
そして次回来られたときに、
「実際にやってみてどうだったのか」
を確認します。
必要なら、そこからまた調整していきます。
今の自分を確認して、そこから選ぶ
脊髄小脳変性症の方のリハビリでは、
「今日は歩行練習をする日だから歩く」
のではなく、
今日、この人は歩ける状態なのか
を実際の身体から確認していました。
現在の陰陽整体も、根本にある考え方は同じです。
一般的に正しいと言われていること。
以前の自分が選んだこと。
周りから求められていること。
それをそのまま続けるのではなく、
今の自分はどうなのか。
まずそこを確認する。
そして、霊的な影響やエネルギーの干渉があるのであれば整え、本来の状態へ戻ったところで改めて自分の選択を確認する。
その選択を実際の生活で試し、次にまた確認する。
私は身体を見ていた頃から現在まで、決められた答えを当てはめるのではなく、目の前の人の「今の状態」を確認することを大切にしています。
身体や心を整えても、自分の状態が安定しない方へ
身体について学んだ。
心理についても学んだ。
自分なりに身体や心を整えている。
それでも、自分では動かせない状態や、原因の分からない不調を繰り返すことがあります。
私自身も身体だけでは説明できない経験を重ねたことで、エネルギーや霊的な影響まで確認するようになりました。
なぜ人を癒す、支える仕事をしている人自身が不調を抱えることがあるのか。
身体や心を整えても安定しないとき、ほかに何を確認しているのか。
そして、本来の状態へ戻った後に何を大切にしているのか。
無料ステップメールで、私自身の経験を含めて順番にお伝えしています。
身体だけでは説明できない自分の状態について、別の視点から確認してみたい方は、続きを読んでみてください。

