一度整えば、本当に元の状態へ戻ったと言えるのか?
一度身体が楽になった。
一度動けるようになった。
その瞬間だけを見れば、
「良くなった」
と判断することもできます。
しかし私は理学療法士として患者様を見ていた頃から、一度の変化だけで判断しないことを大切にしていました。
以前、肺炎で入院された40代の男性を担当したときにも、それを強く感じた経験があります。
「歩けた」という一つの結果だけでは判断しなかった
入院当初は呼吸状態が安定せず、動くことでSpO2が低下し、酸素も1L使用されていました。
その後、状態は少しずつ改善します。
短い距離なら歩ける。
酸素も外せる。
一つひとつを見ると、確実に変化していました。
しかし、
「歩けたから大丈夫」
とは考えませんでした。
何mで息切れが出るのか。
SpO2はどう変化するのか。
休めば何分で戻るのか。
そして、それが先週と比べてどう変わっているのか。
一つの結果ではなく、変化の経過を見ていました。
今の状態だけではなく、その後どうなるのかを見る
この方には早い段階で退院の話も出ていました。
その時点でも歩くこと自体はできていました。
しかし、退院すれば病室の中だけで生活するわけではありません。
外出する。
階段を使う。
仕事へ戻る。
生活の中では、病院よりも大きな負荷が身体にかかります。
だから、
「今歩けた」
だけではなく、
その状態で実際の生活へ戻ったときにどうなるのか
まで考える必要がありました。
これは、現在の陰陽整体にもつながっている考え方です。
エネルギーを整えた直後だけを見ない
現在の陰陽整体では、身体だけではなく、身体周囲のエネルギー状態や、必要に応じて霊的な影響まで確認しています。
霊的な影響やエネルギーの干渉を整えることで、その場で身体の感覚が変わることもあります。
身体が軽い。
呼吸がしやすい。
立った感じが違う。
そうした変化を本人に確認してもらいます。
しかし私は、
その場で変わったから、それで終わり
とは考えていません。
施術直後に整っていることと、日常生活の中でその状態を保てることは別だからです。
元の環境へ戻ったときに何が起きるのか
施術が終われば、本人は日常生活へ戻ります。
仕事へ行く。
人と関わる。
家族と過ごす。
これまでと同じ場所へ行く。
その中で、身体やエネルギーの状態がどうなるのか。
以前と同じように戻ってしまうのであれば、
「なぜ戻ったのか」
をもう一度確認する必要があります。
身体なのか。
思考や感情なのか。
人との関わりなのか。
生活や生き方なのか。
エネルギーや霊的な影響なのか。
最初から一つに決めるのではなく、その後の変化を見ながら確認していきます。
整えた後の「選択」まで見る
そして、陰陽整体では本来の状態へ戻すだけで終わりません。
整った状態で、
今の仕事を続けたいのか。
今の人間関係をどうしたいのか。
何を続けたいのか。
何をやめたいのか。
本当は自分はどうしたいのか。
本人自身が確認します。
そこで選んだことを、実際の日常生活でやってみる。
そして次回来られたときに、
どうだったのか。
身体はどうだったのか。
状態を保てたのか。
実際に選択したことを行動に移せたのか。
もう一度確認します。
一度の変化ではなく、経過を見る
肺炎の患者様では、
5m。
10m。
20m。
さらに長い距離。
と少しずつ負荷を上げながら、そのたびに身体の反応を確認していました。
そして最終的には300m程度まで歩き、階段や屋外歩行まで確認してから退院しました。
一度歩けたから終わりではありません。
現在の陰陽整体も同じです。
一度身体が軽くなった。
一度エネルギーが整った。
一度自分の考えが明確になった。
それだけで終わるのではなく、
その状態で実際の生活を送ったときにどうなるのか。
そこまで見ていきます。
整える。
自分で選択する。
実際の生活でやってみる。
そして次に確認する。
私は理学療法士として身体を見ていた頃から、一時点だけではなく、その人がどのように変化しているのかという経過を見ることを大切にしてきました。
現在の陰陽整体では、その確認する範囲が身体だけではなく、エネルギーや霊的な影響、そして本人自身の選択や生き方まで広がっています。


