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人を支える仕事で受けた感情を、どこまで自分が抱えるのか?

人を支える仕事をしていると、相手との関わりの中で自分自身の感情が動くことがあります。

回復すれば嬉しい。

うまくいかなければ悔しい。

長く関わった人が亡くなれば、悲しい。

私は理学療法士として働いていた頃、患者様から言われた一言をきっかけに、

相手に対して生まれた感情と、次に関わる人との境界線

について考えるようになりました。

「息子の結婚式に歩いて出たい」

2回目の脳梗塞で入院された男性を担当したことがあります。

運動麻痺だけではなく、バランス能力の低下が目立ち、最初は立ち上がるにも介助が必要でした。

その方には、明確な目標がありました。

「息子の結婚式に歩いて出たいんじゃ」

できれば何も使わずに歩きたい。

そこから一緒にリハビリを続け、最終的には歩けるところまで回復しました。

ただ、バランス能力の低下は残っていました。

本人の希望を大切にしたい。

しかし転倒する可能性があるのであれば、杖を使うことも考える必要がある。

本人の希望と現実の身体。

その両方を確認しながら、退院へ向けて準備しました。

そして無事に退院されました。

その後、結婚式を迎える前に亡くなられた

私は、

「これで息子さんの結婚式へ行ける」

と思っていました。

しかし結婚式の少し前、その方は救急搬送され、その後亡くなられました。

私は落ち込みました。

それでも病院では、次の患者様のリハビリがあります。

その患者様のところへ行くと、

「何かあったの?」

と聞かれました。

私は担当していた患者様が亡くなられたことを話しました。

すると、

「そんな話は聞きたくないわ」

と言われました。

そして、

「プロだったら、やっぱり気持ちを切り替えていくことも大事」

と言われました。

この言葉は、今でも残っています。

相手のことを思うことと、背負うことは同じではない

私はこの経験から、

患者様に感情を持ってはいけない、

とは考えていません。

悲しいと感じるのであれば、悲しい。

つらいのであれば、つらい。

自分の中に起きた感情まで否定する必要はありません。

ただ、

その感情は誰のものなのか。

ということは分ける必要があります。

前の患者様との関わりによって生まれた私の感情は、私自身が向き合うものです。

次の患者様が背負うものではありません。

次の患者様には、その人自身の身体や悩み、人生があります。

人を支える側ほど、境界線が曖昧になることがある

現在の陰陽整体で対象としている医療職や身体に関わる仕事をしている人も、人と深く関わります。

相手の痛みを考える。

相手の悩みを聞く。

良くなってほしいと思う。

そのこと自体が問題なのではありません。

ただ、人との関わりが続く中で、

どこまでが相手の問題なのか。

どこからが自分の感情なのか。

自分がどこまで背負う必要があるのか。

その境界線が分からなくなることがあります。

自分の状態へ戻ってから、目の前の人を見る

陰陽整体では、必要に応じて霊的・エネルギー的な干渉を確認し、身体周囲のエネルギー状態を整え、魂と身体のズレを修正して本来の自分へ戻していきます。

ただ、整えて終わりではありません。

本来の自分へ戻ったところで、現実を確認します。

これは誰の課題なのか。

自分はどこまで関わるのか。

何を引き受け、何を相手へ返すのか。

どこに境界線を引くのか。

そして、実際の人間関係や仕事の中で実践します。

次回来られたときには、実践してどうだったのか、新たな違和感やズレが出ていないかを確認します。

感情をなくすのではなく、持ち続けない

人に関わる仕事をしている以上、感情が動くことはあります。

大切なのは、何も感じない人になることではないと思います。

自分が何を感じているのかを認識する。

必要な感情とは向き合う。

しかし、その感情を次の人へ持ち込まない。

相手の問題まで自分のものとして抱え続けない。

そして自分の状態へ戻り、

今、目の前にいる人を見る。

理学療法士として患者様から教えてもらったこの経験は、現在の陰陽整体で「境界線」や「課題の帰属」を確認するときにもつながっています。

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幼少期からの霊障、そして臨床に出ても、クライエントや周囲の人間関係からエネルギー干渉などで体調不良に悩む。 理学療法士として13年、整体士として6年以上の経験から、霊障を含む、他の人に相談できない体調不良を改善できるようサポートしています。

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