一度変化しても違和感が残るとき、何を見ればいいのか?

整体をしていると、身体には明らかな変化が出ているのに、
「まだ違和感があります」
と言われることがあります。
例えば、施術前には前屈しても手が膝より上までしか届かなかった。
施術後には膝まで届くようになった。
動ける範囲は明らかに変わっています。
しかし本人は、
「まだ背中に張りがあります」
と感じている。
このとき、
「これだけ動くようになったから良くなっています」
と考えるのか。
「違和感が残っているから変わっていない」
と考えるのか。
私は、そのどちらか一方ではないと思っています。
変わったことと、残っていることを分けて見る
施術前は、膝より上までしか動けなかった。
施術後には、そこを超えて膝まで動けるようになった。
最初に確認していた部分には変化があります。
ただ、その先まで動けるようになったことで、新たに張りを感じている。
そう考えると、
変わったことと、まだ残っていることが同時に存在している
ことになります。
これは現在の陰陽整体でも大切にしている考え方です。
一度整ったから、すべて終わりではない
陰陽整体では、必要に応じて霊的・エネルギー的な干渉を確認し、身体周囲のエネルギーやオーラの偏りを整え、本来の自分の状態へ戻していきます。
そこで身体の感覚や状態が変わることがあります。
ただし、
一度変化したから、すべてが終わった
とは考えていません。
状態が整ったことで、今まで気にならなかったことが気になることもあります。
今まで我慢していたことに違和感を覚えることもあります。
以前は当たり前だと思っていた人間関係や仕事に、
「本当は嫌だった」
と気づくこともあります。
それを、
「また悪くなった」
とすぐに判断する必要はありません。
違和感が出たとき、元に戻そうとしない
身体の施術でも、最初に動けなかった範囲を超えたところで、新しい張りが見つかることがあります。
同じように、本来の状態へ戻っていく過程で、
今まで見えていなかった違和感が分かることがあります。
そのとき大切なのは、
「違和感をなくして、以前と同じ状態へ戻す」
ことだけではありません。
何に違和感があるのか。
何が嫌だったのか。
本当はどうしたかったのか。
そこを確認します。
戻った状態で、現実を確認する
陰陽整体では、状態を整えるだけでは終わりません。
戻った状態で、
今の仕事を続けたいのか。
人との関係をどうしたいのか。
何を続けるのか。
何をやめるのか。
どこに境界線を引くのか。
自分が何を望んでいるのか。
現実を確認します。
そして、自分で選択します。
その選択を実際の日常でやってみる。
次回来られたときに、
実践してどうだったのか。
新しい違和感が出たのか。
本音が変わったのか。
再び確認します。
「違和感がある=戻っていない」とは限らない
違和感が残っているからといって、何も変わっていないとは限りません。
一方で、
「施術で変化が出たから大丈夫」
と、本人が感じている違和感を無視するものでもありません。
大切なのは、
何が変わったのか。
何が残っているのか。
そして、今新しく何が見えてきたのか。
一つずつ分けて確認することです。
理学療法士として身体を見ていたときも、施術前後の変化を確認しながら、次に見るものを決めていました。
現在の陰陽整体でも同じです。
一度整えて終わりではありません。
整った状態で現実を見る。
自分で選択する。
日常で実践する。
そして、次に出てきた違和感を確認する。
違和感は、単に「良くなっていない証拠」ではなく、次に何を見るのかを確認するための情報になることもある。
私はそう考えています。
身体について学び、いろいろ試してきても、なぜか自分自身の不調には対処しきれない。
身体の不調の背景には何があるのか。
人と深く関わる仕事をしている人自身が、不調を抱えるのはなぜなのか。
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