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誰もが納得できる答えがないとき、何を基準に選ぶのか?

自宅で暮らしたい。

家族と一緒にいたい。

できるだけ施設には入りたくない。

その気持ちだけを見れば、

「本人の希望を尊重して、自宅で生活する」

という答えになるかもしれません。

しかし、現実には一人の希望だけでは決められないことがあります。

デイサービスで働いていた頃に関わった、80代の女性と娘さんとの経験があります。

本人だけを見ていては分からなかったこと

その方は、脳・神経系の問題に加えて側弯など身体の変形もあり、自分で体幹をまっすぐに保つことが難しい状態でした。

ベッドの端に座るにも介助が必要で、移動などもほぼ全介助でした。

それでも本人はやる気があり、一生懸命身体を動かそうとしていました。

自宅では娘さんと生活されていました。

そして私は、デイサービスの送迎を通して娘さんとも会っていました。

そこで見えてきたのが、

本人だけではなく、支えている娘さんも限界に近づいているのではないか

という現実でした。

「本人のため」と「家族のため」を分けられないことがある

娘さんは仕事をしながら介護を続けていました。

体調を崩し、仕事を休むこともありました。

一方、娘さんが仕事へ行けば、本人は一人で長い時間を過ごします。

本人からも、その時間の心細さについて話を聞いていました。

本人は自宅で暮らしたい。

娘さんも、できることなら母親と一緒に暮らしたい。

しかし、その生活を続ければ娘さんの身体がさらに悪くなるかもしれない。

本人が一人で過ごす不安もなくならない。

ここでは、

「本人の希望を優先する」

「家族の負担を減らす」

という二つを簡単に分けることができません。

どちらも現実だからです。

「施設に入るのはかわいそう」と誰が決めるのか

施設への入所について、

「自宅で生活できないのはかわいそう」

という考え方もあります。

しかし、自宅にいることだけを見て幸せだと判断できるのでしょうか。

自分で自由に動けない。

必要なときに介助してくれる人がいない時間がある。

家族が帰ってくるまで一人で待つ。

一方、支えている娘さんは身体を壊すほど疲れている。

そこまで含めて現実です。

反対に、

「介護が大変だから施設へ入ればいい」

と簡単に決めることもできません。

本人がどうしたいのか。

家族はどうしたいのか。

そして、その選択を続けた先に何が起きるのか。

そこまで確認する必要があります。

本人の問題と、家族の問題をすべて一つにしない

現在の陰陽整体では、人との関係を見るときに、

これは誰の課題なのか

ということも確認します。

人を支えることと、その人の人生まですべて引き受けることは同じではありません。

家族だから支えなければならない。

親だから自分が介護しなければならない。

自分が離れれば相手がかわいそう。

そう思うこともあります。

しかし、その選択によって自分自身が倒れてしまえば、結果として相手を支えることもできなくなります。

だからといって、

「自分の人生だから相手のことは考えなくていい」

ということでもありません。

自分と相手の両方を見る。

そのうえで、どこまで自分が引き受けるのかを確認することが必要です。

整えてから、現実をもう一度見る

陰陽整体では、霊的な影響やエネルギーの干渉を整え、身体周囲のエネルギー状態を整えることで、本来の自分の状態へ戻していきます。

ただし、整えれば現実の問題がなくなるわけではありません。

介護が必要な身体の状態。

仕事。

家族。

生活費。

利用できる介護サービス。

こうした現実は残ります。

だから、本来の状態へ戻ったところで現実をもう一度確認します。

自分は本当はどうしたいのか。

何を続けたいのか。

何をやめたいのか。

どこまでなら引き受けられるのか。

これは本当に自分が引き受けることなのか。

そのうえで、自分で選択します。

完全に納得できない選択をすることもある

今回の方は、最終的に本人と家族が話をして施設へ入ることになりました。

私は、本人も娘さんも、

「これが完璧な答えだ」

と思って選んだわけではないと思っています。

それでも施設に入ることで、本人は一人で長時間待つ必要がなくなる。

必要なときには介助を受けられる。

娘さんは毎日の介護から離れる時間を持てる。

そして会いに行ったときには、

「介護する人」と「介護される人」ではなく、

娘と母親として会うことができる。

失うものだけではなく、選択することで変わる関係もあります。

正解をこちらから与えるのではなく、本人が選ぶ

陰陽整体でも、

「仕事を辞めた方がいい」

「この人とは離れた方がいい」

「家族だから支えるべき」

と私が答えを決めるわけではありません。

私から見えていることを伝える場合はあります。

しかし最後に選ぶのは本人です。

余計な影響を整える。

本来の自分へ戻る。

その状態で現実を見る。

そして、

自分は何を選ぶのか。

決めたことを日常で実践する。

次回来られたときには、その選択をして実際にどうだったのかを確認する。

必要であれば、もう一度選び直す。

「正しいか」ではなく、その選択の先まで見る

自宅で生活するのか。

施設へ入るのか。

どちらかが正しく、どちらかが間違っているとは限りません。

仕事を続けるのか。

辞めるのか。

人との関係を続けるのか。

距離を取るのか。

人生には、誰もが完全に納得できる答えがないこともあります。

だから私は、

「どちらが正しいのか」

だけではなく、

その選択を続けた先に、自分と相手がどうなっていくのか。

そこまで現実を見ることが大切だと考えています。

整えることは、その現実から逃げるためではありません。

本来の自分の状態へ戻ったうえで現実を見て、自分自身で選択する。

そして、その選択を実際に生きてみる。

現在の陰陽整体では、そこまで含めて確認しています。

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幼少期からの霊障、そして臨床に出ても、クライエントや周囲の人間関係からエネルギー干渉などで体調不良に悩む。 理学療法士として13年、整体士として6年以上の経験から、霊障を含む、他の人に相談できない体調不良を改善できるようサポートしています。

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